全国的に厳しい暑さが続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
僕は6月・7月と体調を崩していましたが、8月に入って徐々に健康を回復しつつあります。ブログを更新していない間もたくさんの方々がこのブログを訪れて、過去のさまざまな記事をお読みくださいました。ありがとうございます。
久しぶりのブログは、僕が最も敬愛するピアニスト 志鷹美紗さん について書きたいと思います。
すでに志鷹美紗さんの 公式サイト などでご確認済みの方が多いと思いますが、今年(2020年)の志鷹さんのスケジュールの多くが、コロナ禍で延期または中止となりました。今年予定されていたスケジュール( コンサート/大学のイベント等/アウトリーチコンサート/トリオ・プリマヴェーラコンサート)は全部で17ありましたが、そのうち予定通り実施された、あるいは実施予定のものは、エリザベト音楽大学の進学ガイダンスなど5つだけで、他の12のスケジュールはすべて、延期、または中止になりました。
延期となったのは以下のスケジュールです。
◇ 6/6(土)志鷹美紗ピアノコンサート @カトリック東広島教会 ⇒ 2020年10/3(土)に延期
当日のプログラムやチケットの申し込み方法などは、志鷹さんの公式サイト に掲載されています。また、志鷹さんの 8/10 のブログ にも関連情報が掲載されています。この8/10のブログには次のような説明があります。
受付にて検温、消毒、マスク着用、会場は窓を全開にし30分ごとに換気、客席間隔を空け定員を80席 ( 通常220席 ) にするなど、主催者さまがしっかりと対策をしてくださいますが、今後の状況をみながら慎重に進めてまいりたいと思っております。
◇ 6/27(土)トリオ・プリマヴェーラ 〈出会いと再会〉 感謝の名曲コンサート <滋賀> ⇒ 延期日程は未定
◇ 9/11(金)志鷹美紗 ピアノサロンコンサート <東京公演> ⇒ 2021年に延期。日程は未定。
※今回のサロンコンサートは平日開催と決まっているので、2021年も平日開催となるそうです。
僕は今年も9月の東京公演に行くつもりでしたが、東京でのコロナの状況を見て今年は開催が難しいかもしれないと思っていたので、来年に延期することが決まっても驚くことはありませんでした。
でも、今年は志鷹さんの生演奏が聴けないんだなぁと思っているうちに、次第にさみしさがこみ上げてきました。そして、涙がこぼれてきました。
僕は3年前に You Tube で志鷹さんが演奏するショパンの『 バラード第1番 』を聴いて志鷹さんのファンになったのですが、この3年間は、毎年9月に開催される志鷹さんの東京公演が僕にとって1年の大きな節目でした。CD や You Tube で志鷹さんの演奏に力をもらい、そして9月の東京公演で志鷹さんの生演奏が聴けることを楽しみにしながら自分のいろいろなことを頑張る、というのがここ最近の1年の過ごし方でした。
今年の東京公演が延期になったのは残念ですが、そのことにより、志鷹さんの生演奏が聴けることがどれだけ貴重でありがたい機会であるかということが、改めてよくわかりました。きっと僕のように感じている方はたくさんいると思います。
今年( 2020年 )の 4/7 に志鷹さんが書かれたブログ がとても印象に残っています。この日のブログに志鷹さんは次のように書かれています。
大学もとうとう来週から臨時休講に・・・。
コンサートも次々なくなり・・・。
今は静かに研鑽の時なのかもしれません。
そして、この日のブログには志鷹さんの練習風景の写真がアップされていました。このときの志鷹さんがとてもかっこいいんです。
この頃はコロナ感染の猛威の中で、先が見えずに多くの人が不安を抱えていた時期ですが、この文章に表れている志鷹さんの平常心と志鷹さんの練習風景の写真にとても感銘を受けました。この2ヵ月後に僕は持病が悪化して寝込むことになるのですが、ある日ふとベッドの上で志鷹さんのこの『 今は静かに研鑽の時なのかもしれません。』という言葉を思い出しました。志鷹さんのこの言葉はコロナ禍に関連して書かれた言葉ですが、僕は「 今は静かに忍耐の時なのかもしれない。」 と自分に語り続けて、健康が回復する日を待ちました。
僕が普段大事にしていることのひとつに『 平常心 』があるのですが、時として平常心を持ち続けることが難しい時もあります。でも、この大変な時期にも志鷹さんが平常心で音楽に向き合っている姿を見て、改めて平常心の大切さを再認識することができました。コロナはまだしばらくは収束・終息しそうにありませんが、僕も志鷹さんのように平常心を持ち続けて、今自分がすべきこと、したいことに向き合っていこうと思います。
最後に、志鷹さんの You Tube 動画を共有して終えたいと思います。
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