ショパンの「革命」と【 志鷹美紗ピアノリサイタル 2019 】

こんばんは。

今日はショパン作曲の『革命 』を取り上げたいと思います。この曲はあまりにも有名な曲で、ショパンの数々の名曲の中でも特に多くの人に親しまれている曲のひとつではないかと思います。

僕がこの曲を初めて聴いたのは高校生の頃でした。それ以前にも何かで耳にしたことはあったかもしれませんが、初めて本格的に聴いたのは フィリップ・アントルモン 演奏 による『 The Chopin I Love 』というレコードを聴いたとき でした。( 当時のことは 2019年3月30日 のブログ 『 ショパンの「 バラード第1番 」の思い出と 志鷹美紗さん の演奏 』に詳しく書きました。)

ショパンはベートーヴェンとともに、クラシック音楽において最も好きな作曲家です。『革命 』 は 20代半ばから後半にかけてよく聴きました。ソファーやベッドで横になり、ヘッドフォンをつけて大音量で聴く、というスタイルが多かったですが、この曲にも何度も救われました。

この 『革命 』 はショパンの名曲のひとつですが、驚くことに「練習曲」(=エチュード)のひとつなんですよね。( 以降、「エチュード」と表記)。このことを解説書で初めて知ったときは信じられなくて、解説書をもう一度読み返したくらいです。

ここで少し、ショパン作曲のエチュードについて書きたいと思います。

ショパンはエチュードを27曲残しています。 内訳は、【作品10】の12曲【作品25】の12曲、そして、作品番号がない【3つの新練習曲】です。この 『革命 』 は 【作品10】の最後の12番目の曲です。聴く度に「 ショパンてすごい…」とため息が出るほどのこの 『革命』 がエチュードのひとつだなんて、本当に驚きですが、『革命』 を含め、ショパン作曲のエチュードについてわかりやすい解説をしてくださっているブログがありましたので、引用させていただきます。

一般的に、音楽作品は鑑賞用の芸術作品であり、練習曲はそれら芸術的な音楽作品を芸術的に演奏するために必要な技術(=テクニック)を 習得することを主目的に創作された作品で、演奏を聴くことを楽しむために書かれたものでないわけです。 つまり一般的に練習曲は鑑賞用ではなく、あくまで練習目的の作品ということになります。我が国でなじみの深いところで言えば、バイエル、ハノン、ツェルニーなどがそれらの代表格です。(略)

一方で、ショパンのエチュード(練習曲)と聴いて、皆さんはどんな曲を思い浮かべるでしょうか。 「革命のエチュード」、「別れの曲」、「黒鍵のエチュード」、「エオリアンハープ」、「木枯らし」などの曲名を 挙げる方が多いと思います。これらの作品は技術の習得のみを目的とした無味乾燥な作品でしょうか?? いえいえ、むしろ逆ですよね。ピアノ史に輝く珠玉の名曲の数々・・・ あの名曲「別れの曲」が実は練習曲だったという事実を知らない人も結構多かったりします。 一体ショパンのエチュード(練習曲)はどうなっているのでしょうか?本当にこれで練習曲と呼んでしまっていいのでしょうか?

ここにこそショパンのエチュードの特殊性があるわけです。 ショパンは練習曲のそれぞれの作品にピアノ演奏上の特定の課題を盛り込み、練習曲としての役割を果たしながらも、それらの作品1つ1つに美しく魅惑的な旋律、極めて芸術的で洗練された和声、熱い情熱をふんだんに盛り込み、 第一級の芸術作品へと昇華させたのです 。

( 引用元 : 『ショパニストへの道 ~ショパンを極めよう~ 』

確かにショパンのエチュードは第一級の芸術作品ですよね。きっとこれからもショパンの他の名曲と共に時空を超えて語り継がれていくことと思います。

さて、今夜僕がショパン作曲の『革命』、そしてこの曲を含むショパンのエチュードについて書いているのには理由があります。僕が最も敬愛するピアニスト 志鷹美紗 さんのリサイタルの東京公演が今日からちょうど3ヶ月後の9月23日(月・祝)に開催されるのですが、このリサイタルで志鷹美紗さんはエチュード【作品10】の12曲全曲を演奏予定なのです。公演プログラム( PDF ) ※ 9/23(月・祝) の東京公演と 10/12(土) の広島公演 共通。

( ショパン作曲の【作品10】の12曲 以外に、ドビュッシー作曲の『 ベルガマスク組曲 』、ベートーヴェン 作曲の ピアノソナタ第8番『 悲愴 』も演奏のご予定です。)

東京公演のチケットはすでに入手済みですが、3ヶ月後に志鷹美紗さんの生演奏がまた聴けるんだなぁと思うとすごく楽しみで、今夜はこのような内容のブログにしました。

【作品10】の12曲 の曲目とそれぞれの特徴等は以下のとおりです。

01.10-1 ( アルペジオの練習曲/『ピアノの森 』で一ノ瀬海が演奏。 )

02.10-2( 最難度の曲のひとつ )

03.10-3( 有名な「 別れの曲 」)

04.10-4( 様々な技巧が必要な高速練習曲/のだめの演奏でさらに有名に。)

05.10-5( 「 黒鍵 」として知られている曲。)

06.10-6( 旋律の練習曲 )

07.10-7( 右手重音の練習曲 )

08.10-8( 速い16分音符のアルペジオを主体にした練習曲 )

09.10-9 ( 左手伴奏の練習曲 )

10.10-10( オクターヴと変化の練習曲 )

11.10-11( アルペジオの練習曲 )

12.10-12 (「 革命 」)

以上

志鷹美紗さんのリサイタル情報については以下のサイトをご参照ください。

☆ 志鷹美紗 リサイタル2019 東京公演情報(イープラス)

☆ 志鷹美紗 リサイタル2019 広島公演情報(イープラス)

☆ 志鷹美紗 ウェブサイト

最後に、志鷹美紗 さんによる『革命のエチュード』の演奏を共有して終えたいと思います。

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ピアノ愛好家。特に好きな作曲家はベートーヴェン、ショパン、ジョージ・ ウィンストン。ピアニストでは志鷹美紗さんの演奏が一番好きです。田舎暮らし。読書と動物と美術鑑賞も好き。