今夜の月はとても幻想的なので、月をテーマにブログを書いてみようと思います。
僕は普段、月をよく眺めます。月に詳しいとか、天文学に造詣があるというわけではなく、ただ月を眺めるだけなのですが、その時間が好きです。体質的に太陽の光が苦手という事情もありますが、月を眺めていると気持ちが落ち着くので、太陽よりも月の方が好きです。そして、僕の性格や習性は月と相性が合っているように思います。
では、僕はどういう人間かというと…
・内向的
・沈思黙考型
・世間話は疲れるが、深い話や哲学的な話は好き。
・人混み、大きな物音(音楽以外)、喧騒が苦手。
・ 静かな所にいると、好きなことに何時間でも没頭できる。
・ひとりで過ごす時間が好き。
・大勢で話すよりも1対1で話したい。
主なものを挙げると、こんな感じです。
仕事やプライベートでいろいろな人と接する場面では必要に応じて違う性格の自分を演じる時もありますが、そういう時はあとで精神的に疲れがどっと出るので、やはり本当の自分は上に挙げたような人間なんだろうと思います。
このような人間なので、夜、自分の部屋で音楽を聴いたりピアノを弾いたり本を読んだり考え事をする時間がとても好きです。また、夜にひとりで過ごす時間は自分自身と向き合うための大切な時間でもあります。
デカルトが『省察』という本の中で次のように書いています。
私は目をつぶり耳をふさぎ、外界からもたらされる感覚から注意をそらす。私は意識から物質的なものの全てのイメージを消し去る。自分自身とのみ会話する。そして自分自身の性質のみ細かく吟味する。自分自身にのみ問いかける。外の真の知識を得るためには知人に聞いたり実験するのではなく、孤独の中で省察する。
普段、仕事や日常の様々な雑事で忙しくなればなるほど自分自身と会話する時間や自分の内的世界に向き合う時間が減ってしまいがちなので、デカルトが書いているような時間と空間をときどき意識的に作っています。そして、夜空に静かにたたずむ月を眺めた後は、そのような時間と空間が気分的に作りやすくなります。
そういう意味では、月は自分という人間が自分の軸からずれないように導いてくれている存在とも言えますし、自分が望むような生き方ができているかどうかを自問自答するきっかけを与えてくれている存在とも言えます。
最後に、今夜、月を眺めながら聴いたピアノ曲の中からラヴェル作曲の『 亡き王女のためのパヴァーヌ 』を共有して終えたいと思います。
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